「四国お遍路八十八霊場」に異変、”62番目”が2つになる!?
住職がお遍路さんに対して暴言を吐いたり、殴るなどの暴行があったりしたという報道や、人手不足から納経所の受付け時間に昼休憩を設けたことで、せっかく寺を訪れたのに御朱印がもらえなかったという参拝者からの苦情もあり、ネットでは“問題寺”とたたかれていた古刹、宝寿寺。今回の裁判では宝寿寺は、霊場会から72万円の未払いの会費を求められている。
「5年前に、霊場会の役員から、テレビの取材を受けてくれと頼まれたことがあります。それを住職が、断ったことがありました。それが最初のすれ違いだったのでしょうか。その後、霊場会の方から『脱退してくれ』と言われたのです。こちらとしては、そう言われたからには、会費を払う必要がありませんでした」(和子さん)
公判中は、和子さんにとって不可解なことが多かったという。
「1回目の公判では、霊場会側は誰も出廷しませんでした。
裁判官は、和解することを提案してきました。私どもは受け入れるつもりでしたが、霊場会側から『ウチは絶対に和解はしない。(八十八カ所から)1カ所抜けてでも、やっていきます』というような返事がきたのです。