田村正和「役者はもう十分」本誌に語った“引き際の美学”
「最近は仕事を選んでいて、昨年3月のドラマ出演の際は取材陣に『辞め時を模索中』と語っていました。もちろんオファーは今でも引く手あまた。にもかかわらず“引き際”を考えているのは、二枚目俳優であり続けてきた田村さんなりのダンディズムなのでしょう」
昨年3月12日に放送された『松本清張ドラマスペシャル・地方紙を買う女~作家・杉本隆治の推理』(テレビ朝日系)出演から1年、表舞台から姿を消している田村。これまでプライベートをほとんど明かさなかったため、健康状態を不安視する声や“死亡説”が出したこともあった。
そんな彼が実はすでに墓を用意しているということも、あまり知られていない。横浜市郊外にある公園墓地。仏塔が立つひときわ広いスペースの一角に、墓はあった。
『田村家先祖各霊菩提』と書かれた墓石には『昭和六十三年吉月吉祥日建之田村正和』という文字が。
「正和」だけが朱字で記されており、生前墓であることを示していた。
「墓は特に広いスペースに置かれて、管理費なども入れるとこれまでに1500万円はかかっていると言われています。