悪夢のアカデミー賞言い間違い事件 フェイ・ダナウェイが初めて口を開く
「オスカーが贈られるのは…『ラ・ラ・ランド』!」の瞬間
Mark Suban /(C)A.M.P.A.S.
今年のアカデミー賞授賞式のハイライトは、何と言っても作品賞の取り違い事件だろう。プレゼンターのウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイに主演女優賞の封筒が誤って手渡されてしまい、『ラ・ラ・ランド』を作品賞として発表したが、実は『ムーンライト』だった──という、当事者ではなくとも冷や汗をかいてしまうような世紀の大ハプニングである。
このとき、声高に『ラ・ラ・ランド』と叫んだフェイ・ダナウェイが、NBC Nightly Newsで事件後初めてのテレビ出演を果たし、悪夢の出来事について口を開いた。
「ウォーレンはカードを取り出して、押し黙ってしまった。周りを見回して、固まってしまったの。私は彼のジョークだと思ったの。ドラマティックな演出をしようと、間を溜めてるんだって」
結局、ダナウェイはビーティーのかわりにカードに書かれた作品名を読み上げた。歓喜に沸く『ラ・ラ・ランド』のメンバーの後ろで、受賞式のスタッフは慌ただしく動き回っている。