増田明美さん 朝ドラの語りは「並走して応援してる気持ちで」
「茨城でのみね子は素朴でおおらかでぽっちゃりしていましたけど、東京へ来ると緊張感があってどんどん痩せてくる。有村さんはその様子を出すべく5キロ体重を増やしたとのこと。そのプロ意識にびっくりです」
そう話すのは、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で、語りを担当する増田明美さん(53)。物語の舞台のメインは茨城から東京へ−−。高度経済成長期真っただなか、“金の卵”として、奥茨城村から上京するヒロイン・谷田部みね子(有村架純)。東京で頑張るみね子に成長を感じ、声援を送りたくなると増田さんは言う。
「応援ナレーションになりますね。俯瞰して応援というよりも、マラソンの解説のときのように夢中になっちゃう。
並走して応援しているような気持ちになります。『がんばっぺ、みね子』には力が入ってしまいます」
ナレーション上で心がけているのは、どんなことなのか。
「『マラソンの解説のときのように選手の小ネタを出す感じで』と指示されて、その小ネタ風になるまで時間がかかりました。私自身の語りが、“ひよっこ”なので、育ててもらっていますね」