内山信二 「月収3千万から仕事ゼロへ」さんまが救った窮地
「映画『鋼の錬金術師』(12月公開)では、僕は主人公の敵で、食いしん坊の役なので、役作りはいりませんでした(笑)。体形的に難しいかもしれないけど、医師とか刑事役もやってみたいです」
そう真ん丸の顔で柔和に笑うのは、内山信二(35)。’90年代に大人気だった『あっぱれさんま大先生』(フジテレビ系)に出演。同番組からは加藤諒、山崎裕太などの俳優陣も多数輩出されている。
「7歳から『あっぱれ~』がスタートして、人気が上がって。収録も日曜日だったので、小学校も毎日通ってました。幸いなことに、テレビに出ているからといって、いじめにもあわなかったんです」
しかし、実は大人になるまでこの仕事を「ずっとやめたい」と言っていたそう。
「朝早いとすぐにぐずりだして、現場にも行かない。
大人が僕のご機嫌をうかがってゲームボーイを買ってくれたりもしましたね」
正月にテレビ局を回るだけで、お年玉が100万円超えたこともあり、当時の年収は3,000万円とも。子どもながら金銭感覚もまひしていった。そして14歳で番組を卒業、それから社会の厳しさを味わうことになる。