高まる相撲熱!横野レイコさんが解説“キセタカ時代”の楽しみ方
新横綱・稀勢の里の大活躍でますます過熱する相撲ブーム。相撲に魅了される女性=“スー女”もどんどん増えている。5月14日に初日を迎える夏場所も、関脇・高安の大関とりなど、見どころが盛りだくさん!そんな、本格的に始まった「キセタカ時代」を楽しむためのポイントを、相撲レポーターの横野レイコさんが徹底解説!
「稀勢の里は、相撲に対する真摯な姿勢、不器用だけど真面目にコツコツやる、絶対に裏切らない男です。ファンはもちろん、相撲協会からもその人柄は認められています。先場所、日馬富士戦で痛めた肩、ふだんどんなけがにも顔色ひとつ変えなかった稀勢の里がすごく痛い顔をしていたので、相当なけがだと思いました」(横野さん・以下同)
田子ノ浦親方は先のことも考えて休場を提案したが、稀勢の里の答えは「何としても出たい」だった。
「1回の優勝での横綱昇進を『甘い』とみる人もいたなかで、連続優勝によって文句なしの昇進だったと証明したかったのでしょう。その思いがあの涙につながったと思います。今場所も横綱の使命を果たすためけがの回復に努めてきました。