双子やイマドキの力士も!“キセタカ時代”を盛り上げる若手たち
3月場所を終始盛り上げた横綱・稀勢の里と、その横綱が故障のため不在のなか、巡業先で人気を集めた弟弟子の高安。相撲界は彼ら2人が牽引する「キセタカ時代」に入っている。キセタカの活躍が目立つなか、次世代を担う若手たちもまた着々と力をつけている。そんな新鋭の活躍こそが、相撲界をさらに盛り上げるために不可欠な要素だ。そこで、キセタカ時代を盛り上げる若手たちを、相撲レポーターの横野レイコさんが解説!
【豊山】恵まれた体格、オーラ……スピード出世は止まらない!
豊山は、昨年夏の入門から、7場所で幕内入りと順調に出世。
「入門当時から『すごいのが入ってきた』と噂になり、出稽古に来た白鵬が直々に胸を出したほど。今回、時津風部屋伝統のしこ名である『豊山』を継承しましたが、その名前に負けない素質、身体能力、頭の回転の速さ、と強くなる力士の条件を備えています。どこか色気を感じさせる関取でもありますね」(横野さん・以下同)
【阿武咲】厳しい稽古を離れた素顔は、カラオケ好きなイマドキ青年
阿武咲は稀勢の里に憧れ、高校を中退して角界入り。