男女平等という言葉が発明されて久しいわけですが、平等にはなかなかなりませんね。肉体の構造、戦闘的思考の差が長い歴史の中で男女不平等を生んだ一因でして、戦争や暴力の時代には男がどうしても力で世界を支配していく形になります。これを崩すのはなかなか難しい。でも、進歩的な人間は男女平等などと唱える前に、人間はみんな同じであることを知っています。これが文明とか文化の力なのでしょうが、ひとたび戦争が起これば、シリアやイラクを見ての通り、口先の男女平等は一瞬でぶっ壊され、力の世界になる。男女平等という理想は世界平和や文明の進歩がその基礎になければなかなか実現難しいものかもしれません。国際女性デーなどが存在していること自体、その反対が世界の主流であるという証拠でもあります。
けれども、男性は逆立ちしても、今のところ、出産することが出来ません。
しかも、出産は男性にとってどこかで恐ろしいものでもあります。私なんか臆病だから、産めるような技術が発明されたとしてもやる自信はありません。そういう点で、永遠に、私は女性に敵わないと思っています。あらゆる権力者も、実は、お母さんのお腹から出てきたわけですからね。