ケンタッキーフライドチキンの秘蔵レシピ、創業者の甥が公表
(写真:ロイター/アフロ)
「ケンタッキーフライドチキン」のオリジナルチキンの味つけを家庭で再現することは、数多の人が志し、そして挫折してきた。外部の人間には決して辿り着けない門外不出のレシピが、ついに白日の下に……?
創業者カーネル・サンダースことハーランド・デーヴィッド・サンダースの甥が、家族間で共有されてきたスクラップブックの中にあった秘伝のメモを、シカゴ・トリビューン紙の記者の前に何気なく出してしまったことから明らかになった。
今回取材を受けたのは、67歳のジョー・レディントン氏。彼はサンダースの甥で、若い頃はチキンが誕生した聖地とも言えるサンダース・カフェで雑用をしていたこともあったという。サンダースのルーツを辿るという企画で、トリビューン紙の訪問を受けたレディントン氏は、記者を自宅に招き入れ、アルバムや新聞の切り抜きを集めたスクラップブックなどを見せながら様々なエピソードを語った。
94歳で死んだサンダースの妻クローディアの話に差し掛かったとき、記者の目はスクラップブックに挟まれた1枚の手書きメモに釘付けになった。