砂糖不使用とシュガーレスではどちらが甘い?商品表示の謎
にも、「糖質ゼロカロリーゼロ」という表示があった。
「糖類ゼロは食品100グラム(飲料なら100ミリリットル)あたり、糖類が0.5グラム未満であれば、表示することができます。実は無糖、シュガーレス、ノンシュガー、シュガーフリー、これらすべて同じ基準なんです」
よく似た表示に「糖質ゼロ」もあるが、食品100グラム(飲料なら100ミリリットル)あたり、“糖質”が0.5グラム未満の場合を指す。
「糖類は単糖類(ブドウ糖や果糖など)と二糖類(砂糖、麦芽糖、乳糖など)のことです。糖質といった場合、それに加え、オリゴ糖、多糖類(でんぷんなど)、糖アルコール(キシリトール、エリスリトールなど)を含んでいます」
糖質ゼロのほうが、糖類ゼロに比べて、より幅広い糖成分を取り除いているのだ。
「糖類ゼロであっても、オリゴ糖や多糖類、そのほかの甘味料が使用されていることはあります」
ちなみに前出の「コカ・コーラゼロ」には、スクラロースやアセスルファムKといった人工甘味料が使用されている。