注目の“一生脇役俳優”野間口徹が語る思い出の脇役とは
「主演はやりたくないくらい。こういうことを言うとまたマネージャーに怒られますが。いやぁ、背負うものが多いから大変そうじゃないですか。脇役でフラフラしていたいので(笑)。主演をやると目立ちすぎるでしょ。そうすると僕、実力が伴っていないと思っているので、絶対に気持ちが落ちちゃうんです。プレッシャーにもなりますし」
そう話すのは、ドラマ『CRISIS公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系・火曜21時〜)で、特殊能力を持つ公安機動捜査隊特捜班の捜査員・樫井勇輔の熱演ぶりが光る野間口徹(43)。数多くのドラマにバイプレーヤーとして登場、“一度は顔を見たことがあるのに名前は出てこない俳優”とも言われてきた。
彼が役者を志すようになったのは大学時代。教員になるべく信州大学に進学したが、先輩の誘いにより演劇部を手伝うようになってから演じることの楽しさに目覚めていった。その後上京。26歳のときには役者のほかに、コント・ユニット「親族代表」を結成する。
「深夜のバイトを朝までやって。そのまま稽古に行ってとか、小劇場の時代はそんな生活でした。