田原俊彦 ジャニー喜多川氏との記憶溢れるレッスン時代
ジャニー喜多川さんがチケットを買ってくれて。あのジャニーさんが、ホームまで見送ってくれたんです。30人くらいの研修生が毎週、当時、テレ朝の旧社屋の真ん前にあった第一リハーサル室でレッスンをして。夜8時のあずさで帰るんですが、新宿から帰る子どもらを引き連れて、ジャニーさんが、列車の時間までインベーダーゲームで遊ばせてくれてね。あずさに乗ると、みんながバイバイと見送ってくれた。帰りのあずさの2時間半は、さすがにもんもんとしてね。光が見えないなか、どうなるんだろうという思いもあったけど。俺、絶対、スターになるというのはあったよね。
あのジャニー喜多川が、あんなに入れ込んでくれたわけだし、それに応えなきゃと思ったし。ハングリー的なガッツは尋常じゃなかったでしょうね」
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