くらし情報『だいたひかる がん発覚前に2度流産…夫と再び挑む不妊治療』

だいたひかる がん発覚前に2度流産…夫と再び挑む不妊治療

移植のスケジュールが飛んだことでぽっかりと暇になって、乳がん検診に行くことにしたんです。そして乳がん発覚というね、また自覚のないまま未知なる世界に足を踏み入れてしまいました」

小泉「あのとき、ひかるちゃんは、子どもはもう無理かもって完全に思ってたよね」

だいた「うん。もう無理だなとおもったんですけど、がん治療の前にあともう1回採卵して凍結しよう、後悔しないようにと夫が言うので、またクリニックに行ったんです。……で、卵子は採れずに終わりました。私、空っぽになっちゃった、と思ったくらい落ち込みました。だけど、乳がんに早く気がつけたのは移植キャンセルになったおかげだし、不妊で自分の体と向き合う経験ができていたのはよかったなと思えたんです」

小泉「赤ちゃんができたらおなかに神経が集中して検診に行ってなかったと思うから、妻の命が、赤ちゃんに助けられたんだと思いました」

最後の採卵は失敗という結果だったが、移植できずに凍結してある受精卵が1つある。抗がん剤治療後のホルモン療法を中断すれば移植が可能で、だいたさんが通うクリニックではそういう前例があるそうだ。

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