小林麻央 家族との1カ月間を生んだ危篤状態からの“奇跡”
それぞれの言い方で、家族は麻央さんを呼び続けた。そして、呼びかけに応えるように彼女は再び目覚めた。
「麻央さんの容体が安定し始めたんです。もう一度、海老蔵さんや子供たちと一緒に暮らいて、生きていきたい。そんな強い思いで、麻央さんは持ち直したに違いありません」(前出・知人)
「家に帰りたい」。意識を回復した麻央さんは強くそう希望していた。快適でも病室にはない家族の温もりが自宅にはあった。
「いつ危篤になってもおかしくない状態でしたが、麻央さんは懸命に耐えた。
比較的容体が安定し、5月29日に帰宅することがかないました。海老蔵さんが迎えにきて、仲よく帰っていったと聞いています」(医療関係者)
「家族といたい!」。麻央さんの強い思いが奇跡を生んだ。退院して1カ月、麻央さんにとって、苦しくとも幸せな日々だった。子供たちにとっても夢のような時間だった。遠くから子供たちの声が聞こえてくる。部屋にやって来ては、新しい宝物を見せてくれたり、足をさすったりしてくれる。朝、麻央さんの容体を主治医に報告するのは海老蔵の仕事だ。
舞台や稽古を終えて帰宅すると、真っ先に麻央さんの顔を見に来る。