蛭子能収のゆるゆる人生相談「娘が私立志望。お金が…」
と考えて、ちっともうれしくありませんでした。
それでも、貧乏が恥ずかしいとか、つらいと思ったことがありません。2人の子どもにも、オレは稼ぎが悪いと正直に話していたし「金がないから我慢しなさい」と、よく言っていました。そのころのオレは、ちり紙交換をしていましたが、それを子どもたちに隠しませんでした。あえて言うと、日当で金がもらえたから毎日が給料日。金をもって家に帰れることが誇らしかったくらいです。家族を路頭に迷わさなければいいんですよ。貧乏といって、自慢することはないけれども、卑屈になることはいけないことだと思いますよ。
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