門脇麦「ニートか芸能界、どっち!?」家族説得した過去明かす
「私が思うに、真実ちゃんって、監督の分身なんです。口数は少ないけれども、自分の大事なことを心に大切にしまっているところが重なって。撮影中、姿勢や歩き方など、動きにこだわって演出される姿を見ながら、ご自身を投影されているんだろうなあ、と。尾崎さんのエッセンスを入れて表現できたらいいなあと思っていました」
こう話すのは、最新主演映画『世界は今日から君のもの』(7月15日公開)で、不器用で引っ込み思案な性格の主人公・小沼真実を演じた門脇麦(24)。ドラマ『結婚できない男』などで知られる人気脚本家・尾崎将也が、門脇の個性的な雰囲気と演技力にほれ込み、彼女をイメージしてストーリーを書き下ろし。尾崎監督の2本目となる映画作品のヒロインは、どことなく風変りでピュアな女のコとなった。
「演じるうえでいちばん意識したのは、イキイキとした女のコにすること。5年間ひきこもり生活をしていた設定ですが、決して暗いコにはしたくなかったんです。
彼女自身は、何を大切にするべきかということをきちんとわかっているし、自分の“好き”を貫けるのは、強さでもあると思うから」
自分の世界に閉じこもり、現実逃避をして生きていた真実。しかし、自分の個性を認めようとしない母親と初めて対峙することで、外の世界に踏み出す。門脇自身、かつて芸能界に進もうと決意したとき、似た経験をしたと語る。
「ある日突然、塾を辞めて、大学に行かないと両親に宣言したんです。『この家でニート生活を送るのと、芸能界に進むのと、どっちがいい?』と。芸能界に大反対の父は激怒して1週間口をきいてくれませんでした(笑)」
そうして自ら選んだ女優業は、つらい時期を乗り越えて現在があるという。
「女優の仕事が心から好きって言えるようになったのは、実は、この1年ほどなんです。性格がストイックなほうなので、つい自分を追い込み、日常生活に役を引きずってしまう。
仕事への意欲はあるけど、楽しむことができなかったんです。それが約1年前に体調を崩したとき、人間って、つらいと思っていたらダメだな。好きな仕事を続けていくためには楽しまなきゃ!と気持ちが変わって。好きなことを仕事にできるのは幸せです。みなさんも、真実ちゃんのように自分が本当に好きなものを見つけてください」
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