北陸の絶景旅が楽しめる観光列車「雪月花」に乗ってみた
えちごトキめき鉄道が運行する「えちごトキめきリゾート雪月花」。新潟県の南西部、糸魚川駅から妙高高原駅までを走る列車で、昨年4月に運行を開始して以来、地元だけでなく、首都圏や外国人観光客の人気も集めている。観光列車で行く夏の絶景旅、本誌記者が体験してみた!
雪月花の運行は午前と午後の1日2便。記者が今回乗車したのは、午後の糸魚川駅発便、和食の食事付き「月コース」だ。糸魚川駅のホームに入ってすぐに目を引いたのは、真っ赤な雪月花の車両。赤(正確には銀朱色)のボディに金色の「雪月花」の文字がひときわ目立ち、ゴージャス!
車体に使われている素材は、すべて金属加工で有名な新潟県の燕三条地域で作られたもの。そのほか、車内の床に敷かれた安田瓦や、家具に使われている天然木に至るまで、すべて新潟産というこだわりぶりだ。
そんな“メードイン・新潟”の車両に一歩足を踏み入れた記者の第一印象は、「明るい!」。
そう、窓のガラス面が天井ぎりぎりまで広く取られ、太陽の光が車内に降り注いでいるのだ。窓ガラスは紫外線透過率0.01%以下のUVカットなので、日焼けの心配もなく景色を楽しめる。