寂しがりばあばにはテレビ電話!「見守りサービス」6つのタイプ
ここ数年で高齢者見守りサービスが爆発的に増えている。その理由としてあげられるのは、高齢化した親を心配する家族からのニーズが高まっていること。共働きや遠距離などの事情で、思うようなケアができない家庭も多い。そこで、本誌は、いずれウチも……と悩んでいる家庭に向けて、サービスを分類。それぞれについて、介護ジャーナリストの小山朝子さんに解説してもらった。
「高齢者へ毎日同じ時間に録音メッセージの電話が入り、『元気』『いつもどおり』など音声に従い番号を押すことで、結果がメールでこちらに届くといった簡易な安否確認ができる《オート型》や、生協などの家に立ち寄るビジネスに付随した《宅配ついで型》は比較的始めやすいサービスといえます。実は私も介護経験者。近隣に住む認知症の義母のために、《宅配ついで型》を利用したことがありました。
いくら近くに住んでいても、共働きや子育てがあると24時間365日は見ていられませんよね。そこまで緊急性はないけれど、親が心配だという人は検討してみてはどうでしょうか」
認知症や持病を抱える高齢者にも対応できるのが、機械に頼らずに“人対人”で行う《コミュニケーション型》や、監視態勢が整った《モニタリング型》だ。