“譲られもの”は高品質!ジュエリーリフォーム流行のワケ
実際、中国やインドの専門業者が、日本のタンスを“都市鉱山”とみなして、足しげく買いつけにきていたという。
だが、せっかく質が高くても、“いかにもおばあちゃん”なデザインでは使い道がない。そこで、今、急激に需要が伸びているのが、ジュエリーリフォームなのだ。
「とくに40〜50代のお客さまの需要が増しています。お母さまから受け継いだものやご自身で若いころに買ったジュエリーを、今どきのデザインにしたいとお持ちになる方がとても多いんです」
持ち込まれるジュエリーの第1位は、ダイヤの指輪。次いで、冠婚葬祭用のパールのネックレスが続く。アイデクトの場合、デザインがシンプルで追加購入の石がなければ、約20万円からフルオーダー可能。既製のデザインを使ってリフォームするセミオーダーメードなら約6万円〜とお手ごろだ。
「新しいジュエリーを買うより、お持ちのジュエリーをリフォームしたほうがお値段も安く、自分好みのものが手に入ります。欧米では、こうして代々ジュエリーを引き継いで使っていくのが一般的なんですよ」