女性声優の第一人者ジューン・フォーレイが死去――アニー賞創設者の1人
(写真:Shutterstock/アフロ)
85年のキャリアを持つ米国のベテラン声優、ジューン・フォーレイが26日、ロサンゼルスの病院で死去した。99歳だった。
12歳のときにラジオドラマに出演したことを皮切りに、声優としてのキャリアをスタート。アニメーション作品への初出演は、フォーレイ本人によるとディズニー映画『シンデレラ』の継母が飼っている意地悪なネコ、ルシファーだったという。その後はアニメーション映画、実写映画のボイスオーバーを数多く務めた。可憐な少女から魔女や老婆までを自在に演じ分け、「カートゥーンの女王」の異名をとった。
代表作には、1980年代に放映されたディズニーアニメ『ガミー・ベアの冒険』のグラミー、『ルーニー・テューンズ』のトゥイーティーの飼い主グラニーなどがある。テレビシリーズ『トワイライトゾーン』の第5シーズンではエピソード「Living Doll」で喋る人形ティナを演じた。
アニメーション業界の地位向上にも尽力し、国際アニメーション映画協会のハリウッド支部(ASIFA-Hollywood)