【韓ドラの凄ワザ】大ヒットドラマが変えたパク・ソルミの人生
(写真:THE FACT JAPAN)
再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く!
【第16回】女優、パク・ソルミの15年〜大ヒットドラマ出演が人生を変えた
7月現在、何回目かの放送かわからない『冬のソナタ』がまた再放送されている。だが、以前このコラムでも触れたように、放送開始から15年の歳月は作品の評価は変えなかったが、出演俳優たちの人生を大きく変えたようだ。今回は、その視点で、脇を固めていた女優のその後の歩みを再考してみたい。
『冬のソナタ』では嫉妬深い悪役的な立場で(チェ・ジウと対称的な配役)、お嬢様タイプの意地悪キャラクター「チェリン」を演じたパク・ソルミだが、適役であればあるほど、またその作品がヒットすればするほど、その役柄のイメージは良くも悪くも固定してしまう。
パク・ソルミの場合、どうやらそれはマイナスに働いたようで、実は『冬のソナタ』以降で、彼女が出演した作品で見るべきものはほとんどない。