両陛下がご静養!意外と知らない“皇室の別荘”御用邸の特色
両陛下は7月24日から28日まで、那須御用邸で静養された。皇太子さまご一家も8月には例年、須崎御用邸や那須御用邸で過ごされている。
皇族の方々が「夏休み」を過ごされる場所といえば、皇族の別荘ともいえる御用邸だ。葉山御用邸(神奈川県)、那須御用邸(栃木県)、須崎御用邸(静岡県)の3つの御用邸があるが、それぞれにどんな特色があるのだろうか。
両陛下が最も頻繁に訪れるのが葉山御用邸。3つの御用邸のうち最も皇居から近く、ご友人も多いからだという。
御用邸は海岸に面しており、両陛下が散策されることもある。6月のご静養の際には海岸にいた親子連れの海水浴客からサーフィンをしていた青年にまで、両陛下がお声がけされていた。
いっぽう、皇太子さまご一家が好まれているのは那須御用邸だという。登山好きの皇太子さまご一家は、御用邸に近い茶臼山や朝日岳に登られることも。
敷地内はたいへん自然豊かで、植物学者でいらっしゃった昭和天皇が『那須の植物』という本を執筆されたほど。’11年には「那須平成の森」として御用邸用地の約半分が一般に開放された。