くらし情報『野際陽子さん四十九日…長女・真瀬樹里語る「強き母の遺言」』

野際陽子さん四十九日…長女・真瀬樹里語る「強き母の遺言」

 

「私は5歳のときすでに『将来は女優になる!』と決めていたので、できることは何でもやろうと思いました。ピアノと水泳に始まり、バレエやエレクトーンも習うことに。お習字は毛筆とペンを習っていましたし、公文式にも通っていました。1週間が7日ではとても足りず友だちと遊ぶ暇もない。あのころが人生でいちばん忙しかったかもしれません(笑)」

当初、野際さんは真瀬が女優になることを反対していたという。しかし決して諦めない真瀬を見ているうちに、高校卒業を条件として認めてくれるようになった。親子初共演は、真瀬が19歳のときのドラマ『運命の人』(TBS系)だった。

野際さんは92年にドラマ『ずっとあなたが好きだった』(TBS系)で佐野史郎(62)の演じる「冬彦さん」を溺愛する母親役を熱演し、一世を風靡していた。


「母のスゴさは撮影中よりも、出来上がった作品を見ているときに感じることが多かったですね。本当に生意気ですが『ああ、なんていい芝居をするんだろう』とよく思っていました。現場でやりにくいと思うことはなくて、むしろ息を合わせやすかったですね。

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