シングルファザーは楽しいです。嘘じゃありません。「1人でお子さんを育てられて大変ですね?」とよく同情されますが、そんなことはないんです。子育てという新たな使命と目標が加わり、人生にある種の張り合いが出ています。子育てと仕事は両立できますよ。息子の協力は必要ですけど、パパの頑張る姿は間違いなく息子にも影響を与えています。人生って誰かのために生きたほうがいいんですよ。自分のために生きてるだけでは結局ダメになります。
自由というものを人は勘違いしています。自由に生きるんだ、といって人に迷惑をかける人ばかり。自由という発想は不自由から生まれました。周囲に迷惑をかけている人は、ただ勝手気ままでダメな人間に過ぎない。そういう人を自由と呼んではいけません。自由というものは、約束とか制約とかがひしめく人生の中でこそ、誰にも支配されずに、その不自由な環境の中で自分らしく胸を張って生きようじゃないか、と奮起する意思に宿るものなのです。考えてみてください。羽生選手が氷上を自由に美しく舞う姿の背後には人知れない努力や涙や苦労があるわけです。
だからこその自由じゃないでしょうか?自由の権利は人間であればたいがいの人には生まれながらに与えられているもの。