くらし情報『がんのママを診察するとき、女性医師が心がけていること』

がんのママを診察するとき、女性医師が心がけていること

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「がんになり入院や治療で子どもと接することができなくなっても、ママらしいことをしてあげたい!」

医師として患者と接するなかで、そんなママのもどかしい気持ちを痛いほど感じてきた金城舞さん(38)。制限があるなかでも子どもに存分に愛情を注いでほしいと、昨年10月、NPO法人「がんのママをささえ隊ETERNAL BRIDGE」(以下・ささえ隊)を立ち上げた。

金城さんは福岡県内の大学病院に勤務する乳腺外科医。大学病院でのポジションは医員という、いちばん下の職制。乳腺外科医としてもこれから修業を積んでいこうという若手医師だ。病院内で患者のための活動を立ち上げるには時間がかかる。既存の組織内で新しいチャレンジは難しい。ならば、別の立場を作ってボランティアでサポートすればいいと切り替えた。
それが「ささえ隊」だ。

8月末、福岡市東区の会場で患者のママと子どもが一緒に料理する「親子クッキング」のイベントがあった。午前10時から25人の参加者全員で調理開始。白地にお菓子柄のエプロンをつけた金城さんも、包丁やフライパンを手に奮闘した。

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