“死の部屋”ミニチュア作った25歳女性語る孤独死の凄惨現場
「展示のために私が制作したミニチュアについて、《ディテールがすごい!》と投稿してくれたツイートには《お気に入り》がたくさんつきました」
とある部屋を再現した3つのミニチュア。よく見るとゴミ屋敷のように床面をビニール袋が占拠して虫がはっていたり、布団が赤黒く染まっていたり、湯船からはどす黒い液体がこぼれていたり……かなり衝撃的な描写だ。
これらを制作したのは小島美羽さん(25)。彼女は遺品整理クリーンサービスという会社の社員で、「遺品整理・特殊清掃」の現場スタッフ。遺品整理とは、自宅やマンション、アパートなどで亡くなった人の遺品のうち、金品や重要書類などを保全し、不要物を撤去する業務。特殊清掃とは、死後、発見が遅れた遺体によって汚れた室内の清掃・原状回復を行う業務だ。
8月23〜25日に都内で行われた葬儀業界の商品展示会「エンディング産業展」に出展する際、同社のブースにこのミニチュアを置いたところ、多くの人が足を止めたという。写真が掲載されたツイートは1万5000リツイートを超えるなど、その反響は大きい。