四国発「泣ける絵本」が人気…地域で愛されるご当地ベストセラー・後編
■近畿『大阪の秘密』(編・博学こだわり倶楽部/河出書房新社KAWADE夢文庫)
食や名所、大阪弁の謎まで、人情に熱い大阪をめっちゃディープに紹介。
「大阪の街の魅力を深堀りする雑学本が多く出ています。京都では、『祇園祭のひみつ』(白川書院)などお祭り本や、町歩き本が人気。また阪神、近鉄、南海と私鉄も多いことから、『阪急電鉄スゴすぎ謎学』(小佐野カゲトシ著・河出書房新社)など鉄道本も多彩。阪神タイガース関連本はもちろん、’13年からスタートした、大阪の書店と問屋が選ぶ『大阪ほんま本大賞』から毎年ベストセラーが出るのも特徴です。第一回受賞作の人情もの『銀二貫』(高田郁著・幻冬舎)もロングセラーになっています」
■中国『うえむらちかのカープごはん。』(著・うえむらちか/ザメディアジョン)
3世代にわたる生粋のカープ女子の著者が、カープファンに愛されるグルメを紹介。
「中国地方では先日、37年ぶりのリーグ連覇を果たした広島東洋カープをおいて語れません。
特に強さを増した2年前から、関連本はベストセラーランキングを独占しています。