豊田真由子“負け覚悟の出馬”に秘められた身勝手な皮算用
しかし前出の元有力支援者に聞くと、豊田氏の選挙戦はかなり苦戦を強いられるはずだという。
「18日に開いた釈明の会も、直前まで中止の情報がありました。というのも有力な支持者に『10人、15人連れてきてくれ』とお願いしても、なかなか人が集まらなかったからです」
親しかったかつての支持者からは失望の声が上がっているのだ。豊田氏とボランティア活動を共にしていた有権者はこう語る。
「仲間内でも“末は大臣か”と期待していただけに、もっと早くに釈明があれば支持するつもりでいました。それなのに、未だに何の連絡もない。先日、会合に来ていたほかのスタッフに聞いても、誰にも謝罪はなかったようです。保守層は、離党した豊田さんより自民党の新たな候補者に流れています」
それでも政界関係者は“負けを覚悟で出馬する”と見ている。
「豊田氏が出馬すれば、自民党の公認候補と票の奪い合いになります。共倒れを狙っているのではないでしょうか。今回、地元選挙区を自民党の空白地にし、次の選挙まで地元周りを徹底して、政界復帰を果たそうという皮算用のようです」