資格も習得、財前直見が伝えたい「遺言作成の大切さ」
貯蓄ばかりではなく、有価証券、保険証書など、財産がいくらあって、どこに保管されているのか?葬儀はどうしてほしいのか?そういった基本的な事柄以外にも、最近は『デジタル遺品』という言葉もありますが、パソコンやスマホ内に残った情報はどうすべきか?といった問題もあります。パスワードがわからなければ、遺族としてはどうしようもありませんよね。すべてにおいて、遺志を書き残す必要があるのです」
財前は「実は、家族年表を作ったり、ものを整理したり、遺言の内容を考えていると、逆にプラス思考になっていくのです」と言う。
「『まだ人生は長いな。こんなやり残したことがある』とか、『100歳まで生きるかもしれない。足腰が弱っていても、ロボット義足が開発されていて、元気に生活できるかも……そういう未来も見てみたいな』とか、『老後』についても、いろいろ明るい想像が膨らんでくるのです。終活って、死を連想させて寂しいイメージを感じる人も多いと思います。でも本当は今後の人生を充実させるための、楽しくて夢のある活動だということを、皆さんに伝えていきたいです」
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