羽生結弦 導きの光に…絵馬へ綴った決意の陰に“父との約束”
境内には樹齢数百年という大きな楠のご神木があるのですが、それを両手で抱きかかえるようにしてパワーをもらっていました。そして参拝の際は表情をひきしめ、凛とした佇まいでじっと前を見つめていました」
そのとき彼が絵馬に書いたのは 《私の演技がきっかけで、皆さんに幸せがおとずれますように》という願いだった。羽生はその足で神戸の弓弦羽神社も参拝。ファンの聖地となっているこの神社。絵馬には《私が少しでも導きの光となれますように》との言葉も綴られていた。実は、それらの思いは羽生選手が抱き続けた“父との約束”でもあるという。
「父・秀利さんは息子の名前を付ける際、“弓を結ぶ弦のような凛とした人間になってほしい”と願いを込めたそうです。羽生選手としては五輪シーズンを前にして不安もあるはずです。
しかし苦しい時期だからこそ、父が願った凛とした人間でありたいと思った。その“命名の思い”を胸に刻む意味もあり参拝したのでしょう」(前出・フィギュア関係者)
絵馬に壮大な夢を書き込むことで、自らを鼓舞している羽生。家族やファンの想いを胸に、羽生の挑戦は続く。
寄付額が累計1億に 羽生結弦の活動に「すごすぎる」「心から尊敬します」