くらし情報『未来をノートに託して…白血病で逝った20歳女性の壮絶闘病』

未来をノートに託して…白血病で逝った20歳女性の壮絶闘病

『自分が死んだ後のことをずっと伝えたかった』と、言っていました」(麻紀さん)

ノートの表側からは、家族でやりたいことが書かれているが、裏表紙をめくると、里菜さんが意思疎通できなくなったとき、そして、死んだ後にしてほしいことが、書かれている。「未来ノート」と名付けられた赤いノートは、食卓に置かれ、家族の誰もが自由に書き入れたり、見られるようになっていた。口に出しては言えないこと。それでも家族には伝えたいことを、里菜さんは「未来ノート」につづっていた。

未来ノートについて、里菜さんは朝日新聞に投稿している。「ひととき」欄(2月14日付)に掲載された投稿は、こう締めくくられていた。

《楽しい話も、悲しい話も、逃げずに家族と真剣に話し合うことが大切だと思います。ノートのおかげで我が家は笑えます。
(中略)私の生きる力になっています》

里菜さんは女ばかり3人家族の長女だ。’96年5月7日、千葉県船橋市で生まれ、2歳下に妹がいる。母・麻紀さんは、里菜さんが小3のころに離婚。女手一つで、娘2人を育ててきた。

「99.9%の確率で小児白血病と思われます」。

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