石丸幹二 好評ミュージカル再演に「体力があるうちにできた」
「休みの日は早起きし、7時には駅へ。それから行き先を決めずに電車に乗ってしまう。クルマでも高速に乗って、いつのまにか新潟の近くとか。道の駅で特産物をつまみ、温泉場で風呂につかって……」
そう語るのは、端正な顔立ちと美しいテノールで“ミュージカル界のトップスター”と呼ばれる実力派、石丸幹二(52)。人気ドラマ『半沢直樹』で半沢の敵役を演じてお茶の間でもブレークした、劇団四季出身の俳優だ。
最新作はミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』。物語の舞台は18世紀末のフランス。恐怖政治家で革命の指導者ロベスピエール率いるジャコバン党が、貴族たちを次々とギロチンにかけていた。
イギリス貴族のパーシー・ブレイクニー(石丸)は、断頭台の露と消える無実の貴族たちを救うべく、妻マルグリット(安蘭けい)にさえ内密に秘密結社を立ち上げる。
「作曲のワイルドホーンが『コメディだよ。革命に対し動こうとするイギリス貴族を、アメリカ人がエンターテインメントに描いてる話だから』って。他国の話だからこそ楽しめる。