盗まれた介助犬、3年ぶりに故郷へ
すっかり元気になったレディバード
FOX 7 の動画より
テキサス州オースティンから3年前に連れ去られたスタッフォードシャー・テリアが、支援者の尽力によって故郷にたどり着いた。
この犬の名前はレディバード。ナルコレプシーなどの睡眠障害を抱える人のケアをするために訓練された介助犬だ。オースティンに住む女性の生活を助け、彼女が職を失ってホームレスになってからもかたわらで支え続けた。「この犬は彼女の唯一の家族でした。車いすを引っ張ったり、何かとお世話をしていましたよ」と、女性に金銭的支援を行っていたシャロン・ヘンダーソンは地元テレビ局FOX7の取材に語っている。
この女性は晩年、ホームレスの支援施設に入所。亡くなる前にレディバードの世話をヘンダーソンに頼んだ。
レディバードの大ファンだったヘンダーソンはこれを快諾したが、彼女に引き取られる前にレディバードは同じ支援施設にいた男性ホームレスによって夜中に盗み出されてしまった。路上に座っていたとき、飼い主はこの従順なパートナーのおかげでいつもたくさんのお金をもらっていた。ホームレスにとってレディバードは“金のなる木”だったのだ。
後日、首に埋め込まれたマイクロチップを追跡すると、レディバードはオレゴン州ポートランドにいることがわかった。2700キロの距離を隔てたオースティンにいるヘンダーソンにはどうすることもできなかった。しかし希望は捨てず、チップのバージョンを最新に保ち続けた。
それから約3年。ヘンダーソンは1本の電話を受けた。
「ポートランドでうろついている犬の飼い主はあなたでは?」というものだった。レディバードは自分を盗み出した男が死んだ後、野良犬になっていた。骨と皮だけになるほどに痩せ細り、聴力は落ち、腫瘍もできていた。まともな食べ物にありついていなかったために、顎の筋肉も衰えてしまっていたという。
ヘンダーソンはまずポートランドでの里親を手配、レディバードの体力回復を図った。そして見違えるほど回復したレディバードを、3年ぶりに故郷へと迎えた。ヘンダーソンは、「彼女が今まで知り得なかった素晴らしいな環境で、残りの人生を楽しんでほしい」とレディバードをなでながら嬉しそうに語った。
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