くらし情報『医療・福祉事業が倒産最多へ…将来の介護に備えるには?』

医療・福祉事業が倒産最多へ…将来の介護に備えるには?

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「最近、病院や介護事業所など、医療・福祉事業の倒産が増加しています。今年1〜9月には186件が倒産。昨年の同時期から20%増えています。これは介護保険法が施行された’00年以降、最多のペースです」

そう話すのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。また、昨年の介護事業の倒産は、一昨年より約42%増の108件と、過去最多を記録していた。今年も高止まりが続いており、2年連続100件超えの可能性も(東京商工リサーチ調べ)。その原因には3つが考えられるという。荻原さんが解説してくれた。


【1】「デイサービス」の事業所が乱立していたこと

「『デイサービス(通所介護)』は、利用者が事業所に通って介護を受けるものです。利用者宅で介護を行う『訪問介護』や、利用者が短期的に宿泊する『ショートステイ』と並んで、在宅介護を支える中心的サービスの1つです。事業として考えると、訪問介護はヘルパーの確保や管理がむずかしく、ショートステイは施設などに大きな初期投資が必要です。デイサービスは、比較的参入しやすいため、’15年には全国で約4万3,000カ所ありました。

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