その少年が戻ってきたお母さんの横にぴったりとくっついて慰めている姿がさらに涙を誘います。妖怪ウォッチの話をして、ママの気分を紛らわそうとしているのです(妖怪ウォッチ、フランスでも大人気なんですよね)。ご家族3人が幸せだった頃を知っていただけに、やるせない気持ちになりました。
文章にするとたったこれだけの話なんですけど、実際にはこの母子はいま悲しみのど真ん中にいるわけです。離婚は夫婦の問題なので、何とも言えません。誰が悪いという話じゃない。でも、子供は板挟みですし、なぜお父さんがいなくなったのか、いまはわかりません。少しずつ少しずつわかっていき、大人になるのです。
仕方ないな、と思いながら食べたからでしょうか、スパゲッティがいつになくしょっぱかった。
この子が笑える日が一日も早く来ることを祈っています。日本で連日報道される不倫のニュース。不倫をした人たちは自己責任なので罵倒されるのは当たり前なのですが、不倫ニュースを耳にした子供たちへの心の打撃を想像するといたたまれません。この辺、なんとか配慮できないものかな、と思います。周囲の大人が守ってあげるしかないのでしょうね。