“中曽根家の孫”康隆議員が初めて語る家族「父は当初反対で…」
つねに“人に見られている家族”なんだということは、理解していました」(康隆さん・以下同)
幼少のころから「政治」が身近にある生活を送り、大学は慶應義塾大学法学部に入学。法律の勉強と同時に、体育会ゴルフ部での厳しい練習で鍛えられた4年間だった。コロンビア大学大学院進学でアメリカに渡り、国際関係学を学んだ後、JPモルガン証券に就職。その日々のなかで「政治の道に進みたい」と強く思うようになったという。
そして29歳のとき、父に「秘書にしてください」と願い出たという、その返答は?
「『ダメだ!』というものでした。あきらめきれず、手紙まで書いて思いを伝えたのですが、『まだまだ勉強が足りないし、この責任の重い仕事は、康隆には務まらない』と……」
そんなやりとりをしているうちに2年がたってしまった。康隆さんは「もう行動に出るしかない」との思いで、ある日突然、会社を辞めてしまったのだという。この決意に、とうとう父も「そこまで本気なら挑戦してみればいい。
でも、大変だぞ」