“中曽根家の孫”康隆議員が初めて語る家族「父は当初反対で…」
と語ったそう。その後、父の秘書として4年間、修業を積み、今回の出馬となったのだ。
内心、お父さんは継いでほしいと思っていたのでは?と問うと、「それはなかったのではないか」と前置きして、康隆さんは続ける。
「父は会社員生活を15年間した後、祖父が現職の首相だった’86年の衆参同時選挙で参議院議員に初当選しましたが、もともと政治家になるつもりはなかった。その初出馬のとき、4歳の私を抱えながら選挙戦を支えたのが母(真理子さん・61歳)です。『政治家の息子』の大変さと『政治家の妻』の苦労を、いちばん肌で感じてきたのが、父と母だったと思うんです」
母は母で、最愛の息子からの「出馬決意表明」に、こんな言葉をかけたのだという。
「決めた以上は、結果を出せるように頑張りなさい。1人では何もできないんだから、周囲のみなさんを大事に」
かくして「中曽根家三代目」は国会議員生活のスタートラインに立ったのだ――。