まめ、やはりゆめこにヤキモチを焼いていた 『まめ日和』第84回
ふたり目の子供が生まれると、上の子がショックを受けて荒れるなどという話は聞いたことがありましたが、ゆめこが生まれた頃のまめといえば
教科書通りの荒れっぷりを見せてくれました。
退院のときのこと。
ゆめこが入院延長になってしまったため、私だけが先に帰宅。
その時のまめは、私が突然数日間も家をあけたことによるショックで完全に「赤ちゃん返り」していました。
幸いゆめこがやってくるまでに2日間あったため、手伝いに来てくれていたばあばも含め家族全員でまめのフォローに回り、最後の仕上げとして、ゆめこがやって来たその日に「お兄ちゃん就任式」を開きました。
まめの好きなものばかりを食卓に並べ、まめの好きな踏切の動画を見ながらの贅沢な(?)パーティーです。
これで随分と気を良くしたらしいまめは、ゆめこに対して派手に敵対心を向けるようなことはせず、時々ヤキモチらしき感情をちらつかせながらも少しずつお兄ちゃんっぽくなっていきました。
まめだって、好きでお兄ちゃんになったわけじゃないですもんね。
こんなに小さいのに、スムーズに納得できるわけがないのです。