国王からホームレスまで…世界に発信していく「茶の心」
と感激し、元王妃からは「そのお点前は、まるで舞をみたような気がします。とても美しく厳粛なものなのですね」との言葉をもらった。
「日本の伝統文化の茶道をたくさんのブルネイの方々にご覧いただいたこと、おいしいお茶を点てることができましたこと、ただただうれしくホッとしました」
さすがに今回ばかりは竹田さんも緊張したのではないだろうか。
「いえ、お茶を点てるときは、どんなに豪華な宮殿であっても路上であっても、私には変わらないです。そんなこと言ったら、怒られてしまうかもしれませんけど(笑)」
誰もが心を開き、フレンドリーになるお茶の心は、これからも世界へ“輸出”されていく。