雅子さまと紀子さま お揃い和装に秘めた「紐帯の誓い」
天高い秋晴れの園遊会となった。揃って着物をお召しの女性皇族方。背後から差し込む陽の光に、華やかな生地が輝いた。
11月9日、秋の園遊会には各界の功績者など約2千人が出席。皇室ジャーナリストの渡辺みどりさんはこう見た。
「国民の前で幸せな“家族の肖像”を示されることも皇室のお務めだと思います。今回の皇族方のお出ましには、とても一体感がありました。そして、淡い黄色の和服をお召しになった雅子さまを拝見して、’93年“納采の儀”の鮮やかな黄色の振袖姿を思い出しました」
今回の園遊会は、春に続いて和装に。
その決定には、美智子さまの雅子さまに対するお心遣いがあるのではないかと、宮内庁関係者が続ける。
「美智子さまは、あえて春も秋も“ハードルの高い”和装をお選びになることで、雅子さまの覚悟を促したのでしょう。“愛の試練”を乗り越えて自信を持っていたただきたいとお考えになられたのではないでしょうか」
雅子さまにとって着物でのお出ましは大きな負担になっている。