自殺願望持つ若者を支援…橘ジュンさん語る子供を守る4カ条
「親に悩みを言えばラクになるけど、『言っても否定される』『親が悲しむ』と思って、話せない子は多いんです。大前提として『子どもは本当に悩んでいることは親に話さない』と思って対策を考えたほうがいい。けれど実際は『恥さらしになるから外で余計なことを言うな』と言う親も多いんです」(橘さん・以下同)
【2】信頼できる相談先を子どもと共有する
「子どもは自分のことをわかってほしい、必要とされる場所がほしいと思っているだけ。だからSNSでつながっている子に一緒に死のうとか言われると、なかなか断れません。そういう子でも表面的に“いい子”を演じている場合もありますから、親は、『親に言えないことは、外の信頼できる大人に話していいんだよ』って、声をかけてやってほしい。『こういう相談先もあるみたいよ』と、信頼できるNPO団体などの情報を教えるだけでも、子どもは救われます。それがお守りになるんです」
【3】大人は、ほかの子どもの面倒も見る
「自分の子どもとの関係がうまくいっていないなら、大人は、他人の子どもの悩みを聞いてあげてほしい。