大会』で、帰国子女に交じって、優秀賞を取ったこともあるんです。映画好きの落合と一緒に映画を見て、ブルース・ウィリスの吹き替えのまねをしたりしていました。ずっと興味はあったんでしょうね。それから声優の学校に通い始めたの」(信子さん・以下同)
そして、有名声優を多数抱える青二プロダクションを受験し、見事合格した。
「事務所の人からは『落合さんの息子ではなく、福嗣さんの声が欲しいんです』と言っていただきました。だから、バラエティ番組とかでは見ないでしょ。テレビとかに出るのは、お仕事と関係あるときだけです。だって、福嗣は“声優”なんですもの」
アニメの端役から始まり、ナレーション、洋画の吹き替え……一歩ずつ階段を上り、主役の座を射止めた。
その努力の原動力になったのは、家族。福嗣くんは’10年に結婚し、2人の娘を持つ父親になった。
「結婚したいと福嗣が言ったとき、落合は『もし、結婚に反対したらどうする』と聞きました。すると、『反対されても結婚します』って言うから、2人でおめでとうって。