がんで逝った母の言葉胸に…演歌歌手・丘みどり臨む初の紅白
母も『みーちゃんが紅白に出るまで頑張らなきゃ』と、言ってくれましたが、とうとう天国に旅立ってしまいました」
母の他界から10年後の’16年、丘は所属事務所を移籍し、活動拠点を東京に移した。するとキングレコードから発売された移籍第1弾シングル『霧の川』が7万枚を超えるヒットを記録し、オリコン演歌ランキングで1位を獲得。今年11月には、有楽町・よみうりホールで、ファーストコンサートも開催し、『佐渡の夕笛』や『雨の木屋町』などを熱唱している。
「会場には、父や祖母も駆けつけてくれました。再デビューから13年、ついにコンサートができたことで感無量でした。なにより、昔から応援してくれたファンの方たちが喜んでくださったのもうれしかったです。これまで私の歌手生活は、けっして順調ではありませんでした。今回“紅白出場”という大きな夢をかなえることができたのは、亡き母の言葉や、いままで励ましてくれた大勢の皆さんのおかげだと思います。
本当に感謝しかありません。12月31日の本番で、泣かずにいられるか心配ですね。もちろん最後まで歌いきるつもりですが」