しかし、改元まではわずか1年5カ月しかありません。けっして十分な時間があるわけではないのです。もしかしたら、こうした状況にもっとも焦燥感を抱いていらしたのは、秋篠宮ご夫妻だったかもしれません」
天皇陛下の譲位後は「皇嗣殿下」となり、皇位継承順位第1位となられる秋篠宮さま。11月30日に52歳の誕生日を迎えられ、譲位後のご公務について、会見でこう述べられた。
《恐らく皇太子殿下の方から私の方へ、譲るというものがかなりあるのではないかと思います。それらのものについては、できる限り私の方で引き受けたいと思っております》
眞子さまも来年11月にご結婚され、皇族方の人数は減少する一方。「このお言葉通りになると、秋篠宮さまのご公務は倍増することになる」と皇室担当記者は言う。
「秋篠宮さまは《私が今しているものを今度は譲る先がないという事情もあります》ともお話しされています。
ご自身が担われてきたご公務、皇太子さまから引き継がれるご公務の両方を抱えざるをえない状況なのです。会見は全体としては和やかな雰囲気で、ご夫妻も終始笑顔をお見せになっていましたが、このお言葉からは、秋篠宮さまと紀子さまの苦悩が強く感じられました」