野村沙知代さん 激やせで奔走した最後の夢「夫をもう一度監督に!」
’78年4月に結婚してから、ほぼ40年。12月8日、野村克也氏(82)の愛妻・野村沙知代さんが逝去した。享年85。タレント活動も行い、 “サッチー”の愛称でも知られていた沙知代さん。毒舌家でもあり、夫の野村さんに対しても厳しい物言いをしていたが、常に深い愛情を注ぎ、守り続けた。
3年前の’14年秋には、野村さんは体調を崩している。仕事をマネージメントしている会社が入院を認めているにもかかわらず、沙知代さんは、本誌の取材にこう主張し続けた。
「病気なんて、とんでもない!(仕事をキャンセルしたのは)イヤだったから断っただけ!」
いま振り返ると、夫の体調不良を“絶対に”信じたくないという強い思いもあったのではないだろうか。
その後、沙知代さんの看病もあり、野村さんは回復した。だがそのいっぽう、どちらかといえばふっくらした顔立ちだった沙知代さんは、この1年ほどで急速に痩せていた。野村夫妻の知人も1カ月ほど前に、沙知代さんに会って驚いたという。
「都内のホテルのレストランでお茶を飲んでいました。