初詣、鈴とお賽銭どっちが先?意外と知らない年末年始のお作法
「あれっ、『2礼』と『2拍手』、どっちがさきだっけ?」
初詣で、寒いなか長蛇の列で待ち、いざご神前に進んでお賽銭を入れるとき、そんな会話が聞こえてくることも。「何言ってるのよ」と思う人も多いかもしれないが、じゃあキチンと説明できる?と聞かれると、意外と知らないのが年末年始のマナー知識。
そこで、あなたが“年末年始のお作法”をどれだけ知っているか、○×形式クイズを出題。各問の解説は、書籍『冠婚葬祭マナーの便利帖』(高橋書店)を監修した現代礼法研究所主宰でNPO「マナー教育サポート協会」理事長の岩下宣子さんにお願いした。
【問1】「鏡餅」は、12月30日あたりから飾ればいい
「答えは×。お正月にやってくるという『年神様』を迎える準備、つまりお正月の準備を始めることを『正月事始め』といいます。12月13日あたりが年末の大掃除開始の目安。鏡餅は、神聖な場所である床の間に。
26~28日までの3日間のうちに飾ります。29日は『9』の数字が『苦』につながり、30日は『一夜限り』となってお葬式を連想させて縁起が悪いので避けてください」