美智子さまの機転が救った天皇陛下「新年祝賀の異変」
雲ひとつない快晴となった1月2日、新年一般参賀のために開門前から並んでいた2万人もの人が、二重橋を渡り皇居前広場へと入場していく。10時10分、天皇皇后両陛下をはじめとする皇族方が宮殿のベランダにお出ましになると、例年をしのぐ大きな歓声が上がった。
「午前3回、午後2回の計5回で、12万7千人がお祝いに訪れました。平成に入って最多の入場者数です。譲位まで1年4カ月。その前に両陛下にお会いしたいと、国民が切望してのことでしょう」(皇室担当記者)
大盛況に終わった今年の新年一般参賀。しかし、宮内庁関係者は声を潜める。
「2回目のお出ましで、陛下のご様子に“異変”があったのです」
本来の手順では、皇族方がベランダにお並びになってからしばらくして「ただいまから、天皇陛下のお言葉がございます」というアナウンスがあり、陛下がお言葉を記された紙をジャケットの内ポケットから取り出される。
「しかし、このとき陛下はアナウンスの前に紙を取り出そうと、2度もポケットに手を入れようとされました。