よりよい100歳を迎えるには…プロが提案する自分見つめる方法
「人生の折返し地点を迎えたら、『年だから』と自分で世界を狭めずに、むしろエイジレスな人生を」
そう語るのは、自身も「アラ還」であるキャリアカウンセラーの小島貴子さん。’17年9月に発表された厚労省の調査では、100歳以上の人口は6万7,824人と、47年連続で増加。日本はいま、猛スピードで「人生100歳時代」へ向かっている。
よりよい100歳を迎えるために必要なのは「自分らしさ」だという小島さんが推奨するのが、過去の自分を振り返り、現在地を明らかにすることだという。
「いまの自分はいままで生きた時間が作っています。そこで、これまでどんな出来事が起こり、その時々に自分がどう感じたかを書き込むライフ・イベント・チャートを作ってみてほしいのです。たとえば『受験』を例に挙げれば、志望校のレベルを下げたので、無事に合格したものの後悔が残っている、といった具合に、その時々の感情まで細かく振り返ります」(小島さん・以下同)
これにより、いままでの選択が可視化され、「いまならこうするだろう」といった学習が可能になるのだ。