70代脱税者の大嘘…元国税調査官の芸人語る税務調査のハナシ
「同期のお笑い芸人には、横澤夏子、おかずクラブがいます。東京のNSC(吉本興業の養成所)の授業が始まるその前日まで、僕は東京国税局に出勤していました」
こう語るのは、お笑い芸人のさんきゅう倉田さん(32)。税金にまつわる話をツイッターで発信し、フォロワーは1万人を突破。しかし、なぜ国税局の調査官から芸人に!?
「芸人になるのが夢でした。そのため、’09年に国税局を退職することにしたんです。年収は減りましたが……。でも、税についての知識の収集は今もおこたっていません。当時からの知識を生かして、芸人向けに確定申告の仕方も紹介しています」(倉田さん・以下同)
毎年恒例の「確定申告」。
自営業などに携わる読者の中には、“税金なんてあまり払いたくないなぁ”と思いながら、あたふたと帳簿の整理などを始めている人も多いはず。さらに申告した後、すべての社長が恐れおののく“厄介”なイベントも--。
「明らかに売り上げが伸びている事業主は申告漏れがないか、また明らかに落ちている場合は売上金を隠していないかなどを調べるため、国税庁の職員がその職場に直接『税務調査』に入ることがあります。