原田泰造 お風呂の順番も最後で…「家では奥さんがボスで僕が手下」
「元奥さんと今の彼女のあいだで揺れるバツイチ男でしょう。最初、自分は(自分が演じた)利一をやれるほど成熟してないと思ったんです。でも、終わってみて“やってよかった”と思えたということは、自分の中でちょっとは肥やしになったのかなと思っています」
そう話すのは、映画『ミッドナイト・バス』(1月27日全国ロードショー)で主演を務める、お笑いトリオ・ネプチューンの原田泰造(47)。あくまでネプチューンが基盤、という思いはあるらしい。けれど、気がつけばさまざまな作品で味を出している。
『ミッドナイト・バス』で原田が演じるバツイチ中年男の利一は、新潟~東京間を走る長距離深夜バスの運転手。東京に住む恋人(小西真奈美)との再婚を考えていた矢先、自分が運転するバスに16年前に別れた妻・美雪(山本未來)が乗り合わせる――。監督は原田の映画デビュー・主演作『ジャンプ』を撮った竹下昌男監督だ。
「また新人に戻るような、背筋がピーンとなる感じはあったかもしれません。あとは、あれから13年たって、僕もこういう大人の恋の物語が演じられるようになったんだなあ、と」